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新しい季節とともに

3月の卒園式も無事執り行うことができ、4月から新しい年度が始まりました。

毎年、卒園式以降の何日かは、希望保育となり、卒園児童も何人かは3月31日まできてくれています。31日の年度最終日には、事務所までご挨拶に来てくれるご家庭もありますが、もう小学生になったんだなと子どもの姿を見るとなんだか少し寂しさも感じたりもします。

今年の事です、31日最終日、夕方事務所で1人でいると、玄関で親子が何やら話している声が聞こえてきました。どんな話かはわかりませんでしたが、その後、「ありがとうございました。お世話になりました!」という声が聞こえてきました。おそらく誰もいない玄関でお母さんと一緒に行っている姿を想像するだけで、感謝の気持ちを教えることは何も特別なことばかりではないんだなと、ちょっとほっこりした瞬間でした。園では色々なことがあります。様々な事を子供達は吸収し、学習し、体験します。大人は子どもたちに様々なことを伝えたがりますが、気持ちや、感情、人間の土台となる場所は言葉だけでも態度だけでも伝えることはできません。子どもと一緒になって、一緒に感じてあげることが子どもにとっては最高の教材になるんですね。最終日にそんな瞬間が少しでも垣間見れたことは個人的にはとても嬉しかったです。




さて、4月慣らし保育期間中は、それはもう大変です。(家庭もクラスもそして園児さんも)この期間は園によって様々ですが、長くても短くてもいけないというのが私の考えです。子どもは初めての場所、人、が苦手です。一番信用している人(お父さんやお母さん

)が近くにいないのですから、不安にならない方


が逆に不安です。でもここが

どういう場所なのか、この先生は信用できる先生なのかこの2週間で子どもはジャッジしていくことになるんですね。ちょっと余談になりますが、お子さんによっては半年ぐらい慣らし保育状態のお子さんもいます。園や先生になれない、何より生活リズムが自宅と全く違うのですから、それは慣れるまで時間がかかります。給食もお家では食べるけど、園の給食は食べないのは、おそらく味付けでしょう(保育園や


小学校の給食は塩分やそれらの調味料などは子どもの舌や健康状態に留意して作られているので、大人と同じ濃い食べ物はあまり出ません。)では、子どもが園になれるために大人ができることは、何か?以下が私の答えです。

その1、生活リズムは一定に

その2、早寝、早起き

その3、園から帰ってきたら子どもが話したがらなくても、今日1日の様子を子どもに聞く


とりあえずは上記3点になります。(まあ、お子さんによっても違うでしょうが)その1の生活リズムは一定に は、その2にも関係していますが、なるべく毎日同じ時間帯に寝る、食べる、テレビやネットはあまり見せない(見せても1時間以内時間を決める)特にこの

pc、ネットは最悪です。面白いし子どもが静かに見て


いるのでついつい、見せてしまいますが、時間を決めないと、いつまでも見ているし、見ているから夜眠れないくなるし、眠らないから、朝起きるのが辛い、辛いから朝ごはんもあまり食べたがらない、食べないから機嫌が悪い機嫌が悪いから、泣くしかも、この自分の機嫌が悪い理由を子どもはわからないので、余計に負のスパイラルにハマっていく気がします。見るにしても時間を決めて、しかも

何を見たか子どもと話時間をとってください。(←これ、意外にやってないご家庭が多いです。)なぜこれが必要かというと、子どもは大人よりも脳の情報処理能力が低いです。そして子どもは1日に起きた出来事を無意識に頭の中で消化しようとします。これが経験です。



でもあまりに情報量が多いと脳が処理できないままになってしまいます。こうなるとどうなるか突然夜泣き出したり、興奮状態になったり、子どもにとってはよくないどころか大迷惑です。そんなわけで1日1日を丁寧になるべく、

反復させて、同じ時間帯に同じ行動をとることで子どもは落ち着きます。イレギュラーなサプライイズは年齢が低いほどいりません。(お父さんたち、子どもにサプライズして、泣かれた経験ってありませんか?)



ちょっと長くなってしまったので、この続きは次回に・・・


最後に一言、新しい環境に戸惑うのは子供だけではありません。大人だって新しい環境は戸惑うし怖い、けど共通して言えるのは、時間はかかってもいつかは慣れるもんです。

環境に順応する能力は誰しも持っているものですから・。

園庭の桜は早くも新芽が出てきました。

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